青野未央

2016年入社。cowcamo エージェントチーム ユニットリーダー。昨年末婚約。2017年 CREDO賞 FEVER受賞。

森勇貴

2013年入社。cowcamo エージェントチーム チームリーダー。6ヶ月になる息子がいる。2017年 CREDO賞 FEVER受賞。

服部景子

2016年にツクルバ常勤監査役。子どもが2人いる。

田村潤

2016年入社。tsukuruba studios 空間設計チームにて設計を担当、子どもが1人いる。

仕事と、家族と、自分と

青野:服部さんは、仕事と趣味と家庭を両立していて本当にパワフルですよね。前からすごいなと思っていて、バランスの取り方や働き方のコツを聞いてみたかったんです。

服部:実はバランスを取れるようになったのは最近です。人生の段階によって仕事の仕方を変化させてきました。20代は仕事に夢中でキャリア志向で一生仕事がしたいって言っていて。外資系の証券会社で今の主人に会って、結婚してからは一時的に仕事を離れて会計士の勉強をしたり、育児をしながらフリーランスで仕事をしたり。30代になってからは少し仕事はセーブ気味で、ふたりの子どもの育児に必死でしたね。子どもがある程度大きくなった今ようやく自由になって、39歳から筋トレを本格的に始めました。

青野:バリバリ働いたり勉強をしたりと、人生の時期に合わせて生活を変えられるかは旦那さんの理解にもよりますよね。男性の皆さんは夫婦の関係づくりで感じることってありますか。

:僕の場合は妻がR不動産で働いているので、ベンチャーかつ不動産という共通点で分かり合えることが多いかも。お互いの職場の人も知っているので、会社の人と休みの日に遊ぶことや、仕事で遅くなることも理解してくれます。

田村:僕も森さんと似ていて、奥さんのお父さんが施工会社をやっていたんです。だから仕事には理解があって。むしろ「やりたい仕事をやれているのか」と聞かれます。そうでないと奥さんから見た自分が素敵じゃないんですよね。そんな風に仕事をさせてもらいつつ、子どもが生まれて時間の使い方が変わりましたね。仕事以外で他人のために時間を使うことなんてなかったので。

:僕も以前は会社が好きすぎて、毎日オフィスに来ていましたが(笑)、子どもが生まれてからは会社に行かない日を決めています。家事は気が付いた方がやればいいという方針。ただ、育児に関してはやはり男性はわからないことが多いですね。妻が読んだ本に「旦那は新入社員だと思え」と書いてあったそうです。というのは、夫も新入社員と同じようにすべて初めてだからインプットしてくれないと動けないということで、妻はそれに基づいてコミュニケーションを取ってくれています(笑)。

服部:そう思えば奥さんも優しい気持ちでいられるしいいですね。家事に関して言うと、夫婦のあり方は結婚したときと子どもができたときで随分変わるので2段階あるかなと思います。

青野:母になったときのことを想像すると、やりたいこととの調整が必要ですよね。自分は子どもができてもお客さまと接点を持って笑顔を生み出す仕事は続けたいです。今みたいにリュックを背負ってお客さまの案内などをどこまで続けられるかわからないですが、やりたいことを形を変えながらも実現していきたいな。ツクルバは結婚しているメンバーもいるし、柔軟に動ける社風なのでよかったとつくづく思いますね。

:ツクルバは無駄に規則で縛ることがほとんどないですよね。例えば、一般的な企業によくある、上司より早く帰りにくい雰囲気とか。

服部:当事者意識が高くて仕事に夢中になれるメンバーが集まっているからかな。他の会社だと早く帰ったり家庭の事情で休むだけでサボっていると見られる風潮がある気がします。

田村:ひとりひとりの裁量が大きいのもありますよね。時間を自分でコントロールできる分、自分が責任を持ってやっているというやりがいがありますね。

自分で考え、工夫する力を育てる

file

服部:私は両親が厳しくて、勉強ができないとダメと言われて育てられました。ですが、ツクルバに出会って、学歴ではなく人間性の方が大事だと思うようになりましたね。勉強ができるより人間性が高い方がよっぽど仕事もできる。ツクルバのメンバーは人間性がすごく高いと感じます。

青野:ツクルバではそれぞれが多様性を認めて、自分で考えて動いて……。なんか育児に似ている気がします。多様性を認めつつ軸だけ与えてあげると、子どもは自分で考えられるようになるなと思うことが多くて。

:自分で工夫してやってみるのはすごく学びになりますよね。僕は母子家庭だったので家に親がいない時間が多くて。ひとりで家にあるもので何かを作る、試すということをよくしていました。火を使って遊んで怒られたり、火を使ったことがバレないように工夫したり(笑)。でも、それで火が危ないことも分かるし、よい経験だったなと。

服部:子どもにはそういう自分でやる力に加えて、人生を楽しむバランスを取れる人間になってほしいと思っています。なので、自分もがんばっている姿を見せるようにしていますね。一緒にいるときに仕事をしながら「ママも宿題しているよ」と言ったり、筋トレに励む姿を見せたり。「今の自分は、未来の自分のためにある」とよく伝えています。

:うちの子はまだ1歳なので、元気でいればそれでいいという時期ではありますが、興味関心の幅は広げてほしいですね。

田村:親父はそんなに話さない人だったけれど、やりたいことを教えてくれたのは確かです。親父がずっと見ていた『建もの探訪』という番組で、建築に興味を持ち始めたので。彼は建築系の大学は諦めて経済系の大学に行ったんですが、だからこそ一層僕がこの仕事をしようと思いました。

服部:それだけで育児成功していますね。

青野:私は30年間両親からたくさんの愛を注いで育ててもらえて。すごく幸せだと思って生きてきたので、いつも「お父さん、お母さん、ありがとう!」って言っています。ハードルが高いけれど、自分が母になったらそう思われたいな。

触れ合い・五感、人にしかない価値を将来に残したい

file

服部:最近、コワーク、シェアリングがフォーカスされる時代の流れを感じるんですが、ツクルバはこういった心のつながりを求める時代に合っているので働いていて快適だなとつくづく思います。例えば、息子を連れてきてもみんなが温かく迎え入れてくれるところとか、この時代に合っているなと思います。前の会社だと考えられなかったですね。もし家が近かったら、放課後は子どもにツクルバのオフィスで宿題とかをさせてあげたいなと思います。子どもにもツクルバが大切にしている人と人の関わりを大切にしてほしいですね。

:人と人の関わりでいうと、世界の距離はどんどん縮まっているように思っています。MRやVR技術により、移動コストをかけずに今まで直接つながることがなかった人と知り合う機会が増えたり、同じ空間を共有している感覚を生み出せるようになるなと。そうなると、人種などが異なる人たちと簡単につながれるようにもなるので、相手への思いやりや、意見の承認などといった、多様性への寛容さが今まで以上に必要になってくると思います。

青野:その流れもありつつ、世界の距離が近すぎると少し怖いかも。人間の五感にしかない能力ってあると思っていて。例えば、メールではなく手紙で感謝を伝える、直接会って話すなど、実体のあるものにしかない価値があるんじゃないかなと。技術が発達しても人と人との触れ合いを大切にしていきたいです。なので、今の仕事ではお客さまへ定期的に手紙を送ったり、お家に遊びに行ったりするようにしたりしていて、そのおかげか小さなことから大きなことまで気軽に相談してくれるので、うれしいですね。あとはお引き渡しの日に、毎回必ずお客さまとお祝いと感謝の気持ちを込めて握手をさせていただいていてます。そのときにお客さまの高揚感や安堵感、手の温もりを感じられて、『こんなに素敵な仕事ができて幸せだな〜』と思います。

田村:自分も人間の五感を失わないようにしたいなと最近思います。身体的に感じられることが、本質的にいいものだと思っていて。例えば、伝統工芸のような五感で生まれるものが減っているのは少し悲しいですね。こういうものは一度なくなってしまうと戻せないので、価値があるものを残せる世界にしたいなと思います。