國保まなみ

2012年入社。約4年間co-ba shibuyaのコミュニティマネージャーを務め、2016年春にカウカモマガジンの編集に。2017年CREDO賞CHANGE受賞。

伊藤弘宗

2016年入社。前職のサイバーエージェント時代にサーバーサイドエンジニアからiOSエンジニアに転身し、ツクルバではアプリを開発。2017年CREDO賞CHANGE受賞。

阿部香里

2016年入社。前職は商社で営業1年間カウカモのエージェントとして働いた後、2017年11月からco-baのネットワークマネージャーに異動。

上村康太

2017年入社。ツクルバ創業初期にメンバーと知り合い、ベンチャーキャピタル(VC)にてツクルバの担当を経て8月からカウカモのマーケティング・コンテンツチームの統括を担当。

好きを仕事にすれば変化が生まれる

まず、2017年8月に外部で会社を応援する立場から社員という大きな変化があった、上村に変化のきっかけを聞いた。

上村「30歳を越えてから、自分が働くコミュニティの環境をどうつくり上げていくかが大事だと思うようになりました。以前の勤務先であるベンチャーキャピタルでもできたんですが、本質的な仲間になりきれないことを感じ、中に入って本気で一緒につくっていきたいと思うようになったんです」

やることは変わらないけれど、立場を変えることで何を実現できるかが変わってくる。それに対して、昨年8月にツクルバに転職をした伊藤は入社したあとに起きた変化が大きいという。

伊藤「前職ではプログラマーの中でどう振る舞うか考えていたのが、ツクルバではエージェントやプランニングチームというような、自分たちと質が明らかに違う人たちと関わるのが当たり前という環境に置かれました。ツクルバには客観的な正解が必ずしも正解とは限らないというように、本質を捉えようとする人が多いんですよね。そういう人たちに影響されて、自分も変わっていったなと思います」

伊藤のように、環境を変えた結果として内側から変化が起きることもある。國保の場合は異動という形で外部から変化がもたらされたが、それによって内面も変化したのだろうか。

國保「co-baの仕事は楽しかったし、まわりから天職だとも言われるくらいで、実際自分でもそう思っていました。その反面、ずっと専門性を身につけたいと思っていて編集職に異動することになったんです。異動してみると、それまでは日常的に多くの人と接していたのがひとりで黙々と作業する時間がぐっと増えました。はじめは慣れずに割と苦しかったのですが、今は仕事は楽しく、自分の新しい面をつくっていると感じています。でも、やはり人が好きで、いろいろな人と接しながら仕事をするのが好きだということにも改めて気付いたので、今後は自分の根っこの想いをもっと大切にしながら働いていきたいですね」

國保の場合、環境の変化が内面の変化も生み、同時に自分の中の変わらないものにも気づいたということのようだ。この『好き』と『仕事』の関係というのは誰もが悩む問題ではないだろうか。阿部は好きを仕事にしたことで変化が起きたと話す。

阿部「もともといろいろな地方を暮らすように旅をするのが好きで、地方と仕事を絡められたら面白いと思っていて。それを代表の中村に話したら『それツクルバでできるんじゃない?』と言われ、co-baのネットワークマネージャーになりました。好きなことが仕事になったんですけど、そうすると苦手なことや避けて通りたいこともやらなければいけないことに気づきました。でも、自分が思い描いている未来をつくるために必要なものなので、今の場所でそれに向かって頑張ることに迷いはありません」

阿部は好きを仕事にすることには苦手なことをやることも含まれるというが、ここで伊藤は「そもそもプログラムを書くことは趣味」と話す。伊藤にとっての仕事とは『何をアプリとしてつくるかを誰かと話して決めること』で、好きなことがたまたま仕事の役に立っているだけとのこと。一方、上村は何かをやっている状態が好きだという。

上村「僕は仲間が最大限のパフォーマンスを出せるような環境をつくるのが好きなんです。自分が得をして相手が不利益を被るようなこと以外は嫌なことはなくて、『どう向かっていくか』というところに好きがあります」

4人とも共通しているのは『何に向かっていくのが自分にとって幸せなのか』が明確だということだ。

軸から見えてくる自分のやるべきこと

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自分自身を変化させながら好きなことを見つけ、自分がどう生きていくかという軸を見つけることが重要だと4人の話からわかった。では、どのようにしてその軸が明確になったのだろうか。阿部はまわりの人に気付かされたという。

阿部「私はツクルバに入ってまわりから『コミュニケーションおばけ』というあだ名を付けられて、コミュニケーション力を武器にして世界を統一しようみたいなところまで振り切れたんです(笑)だから、ツクルバでさまざまな職種やバックグラウンドを持つ人たちと出会ったことであぶり出されたものなんですよね」

確かに自分の強みは自分では気付きにくいということはあるのではないだろうか。まわりから褒められて初めて自分の強みに気づいたり、人と比べて自分はこういう人間なんだって気付かされたり。伊藤は「自分が何に一番時間を使っているか振り返ったらそうなっていた」と話す。

つまり伊藤は自分に向き合うことで気づいたいうことだ。そうなると、軸は自分自身に向き合うことや、素でいられる環境でまわりの人に引き出してもらうことで明確になるものなのかもしれない。

では、この軸を持ちながら未来に向かって何をしようとしているのだろうか。その問いに対して、上村も國保もツクルバのカルチャーを維持しながら大きくすることをあげた。

まず、カウカモのプロダクトマネジャーとしてさまざまなチーム、職種のメンバーを束ねている上村はこう話す。「これから数年間はカウカモをより多くの人に知ってもらうことが自分のミッションです。そのためには、プロダクトに想いを込めるのが得意な人たちが多いツクルバが、ビジネスとしての成長や事業計画とうまく折り合いをつけてく必要があって。自分の一番重要な役割はそのみんなの想いをつなげながら、ビジネスとして大きくしていくことだと思っています」

それに対し、國保は職種に紐づくものではなく、自分が二番目の社員であるという存在から責任感が生まれているようだ。「私はずっとツクルバにいるからこその会社への愛着があると感じることがよくあって。ツクルバの根っこに流れるカルチャーを維持し続けるように貢献したいですね」

ツクルバのカルチャーを維持するために自分たちができること

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組織が大きくなっている今だからこそ『カルチャーの維持』には、伊藤も問題意識を持っていると話す。

伊藤「ツクルバ内に『濃さ』のばらつきが発生してきていると感じることが増えました。自分は二期メンバーだと思っているのですが、初期からいるメンバーと比べて自分ごととして考えるレベルが低いと思うことがあります。その自分から見ても後から入ってきた人たちには余計に自分ごととして捉えられていないと感じてしまうことがあって、らしさや文化が薄まっていってるのは良い傾向ではないなと。当事者意識を持ってもらうことは難しいですが、何かやりたいことや疑問があったときにそれを声に出したり行動に移しやすい、安心・安全な雰囲気をつくりたいです。最近社内でもそれを課題に感じている人が増えてきていて、新しいメンバーを巻き込んだ企画や朝会の当番制など、色々な動きがでていると感じています。声を出しやすい環境には『ナナメの関係』が大切だと思っているので、自分は新しいメンバーをランチに誘ったりしています」

これからも社員数が増えていく中で、どのようにして当事者意識を高めカルチャーを維持するのか、それぞれが課題に感じ行動しているようだ。阿部は自分の経験にヒントがあるという。

阿部「私は異動したことで当事者意識が強くなりました。自分のやりたいことを仕事としてできるようになったことで『これ私がやらなきゃ誰がやるの。やりきりたい』って思うようになったんです。当事者意識を持とうっていう次元は超えてツクルバと私が一致したというか。そのやりたいことをやらせてくれたツクルバのみんなに対してものすごく感謝があるのでメンバーの誰かがやりたいことを話してくれたときにそれを『ツクルバでできるならやればいいじゃん』って言える人間になりたいと思ったんです」

4人とも会社のカルチャーを維持しながら、後から入ってきた人も自分らしく好きを仕事にできる環境をつくっていきたい、そう考えていることが伝わってきた。自分に軸があり目指す未来が見えていたとしても、そこに行くためには組織という環境と一緒に働く人たちの力がなければ辿り着けないという意識がその背後にあるのではないだろうか。